出会いと別れ 宇和島にて

土曜日に急性骨髄性白血病で、叔父がなくなりました・・・・一昨年に発病して、一度は元気になっていたのに、半年前に再発・・・この2日間であっという間に旅立ってしまいました・・・・先週,電話で話したばかりだったのに・・・兄弟で一番若い叔父がなくなった事で,親戚中ショックは大きい・・・・そして運悪く「友引」が重なり、2日間も悲しみを引き延ばされた感じ・・・子供の頃、夏休みはほとんど宇和島にいたので、よく遊んでもらいました・・・・とても辛く悲しいお通夜、お葬式でしたが、家の親戚はイタリア人のような人々で、とにかく感情豊な人たち・・・・基本的に明るい!よくしゃべる!よく笑う!よく食べる!こんな愛すべき親戚たちとあとどれくらいの時間過ごせるだろう・・・?!との思いもあり、できたてのホテルのような綺麗で暖かい会場の部屋には泊まらず・・・山のってっぺんにある、極寒の一軒家の叔母の家に泊まらせていただきました・・・・寒くて凍るかとおもいましたぞ・・・・暖房をかけっぱなしで寝ても広すぎて、寒い!お風呂も広すぎて寒い!どれだけお湯につかってても暖まらない・・・顔を出して寝たら,鼻が凍るほど寒い!頭から布団をかぶって寝なくては・・・けど,大切な時間を一緒に過ごしました・・・・「私が死んだらこの着物を、あんたにあげるけん・・・」といって、タンスの中から、山のような着物を出して来た叔母・・・・「叔母ちゃん、着物の雪崩で死ぬよ・・・」などと言って大笑いしておりました・・・

お葬式の当日、ショックな事に?!いとこがおばあちゃんになっていた!!「知恵姉ちゃん!おばあちゃんなの?」という私・・・その人の事を「おばあちゃん」と呼ぶ従姉妹の子供・・・・お姉ちゃんや、おばあちゃんや,おばさんや・・・みんな同じ人を好きに呼んでいる姿がとても面白かった・・・・誰一人、わたくしのことを「おばさん」と呼ぶ人はおりませんでした・・・

全員「わかこねえちゃん」です・・・はい。

ただ一人、5歳になる従兄弟の子は「トィンクルわかこ〜!」と呼んでおりました・・・・

お別れがあり、新しい命との出会があり・・・・生きるという事を深く考えさせられた時間でした。

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